やよいの青色オンライン~開業費を入力してみた~

現在ボクはフリーランスとして開業し、やがて訪れる確定申告に備えて「青色申告」というものの準備をしているのですが、まずはUber配達マンとして購入した仕事用の道具を経費として入力しようと試みました。

開業前に購入したものは「開業費」として計上できるようです。ただし開業費とするにはいくつか条件があるようなので、関係ありそうなところを簡単にメモってみました。

【開業費メモ】
・いつまで遡れるか(期間)
特に決まりはない模様です。自信をもって開業にかかった費用と言えればOK!らしい……。
・10万円未満のもの
10万円以上のものは固定資産になるようです。
・開業日前のもの
開業届を出して開業日を明確にしておく。一緒に『青色申告承認申請書』を提出しておくとGOOD!
本当のところはわかりかねますが、開業日後の請求でも開業準備のための費用であれば開業費として計上できるとかできないとか。
・開業費は繰延(くりのべ)資産
会計上と税務上で償却方法が違ってくる?みたいですが、よくわからないのでとりあえずスルー!

【開業費にならないものメモ】
・10万円以上の資産
パソコンとか車とかでしょうか。ボクが買った自転車は5万円くらいなので問題ないはず……。
・販売目的で購入した商品や材料
例えばパン屋なら、『小麦』とか?今のボクには取り急ぎは関係なさそう。

まずはこんなところでしょうか。

かんたん取引入力に登録してみる

まずは入れてみなければ始まらない!男は黙って入力だ!ということで、購入したウバックの費用を入力してみようと思います。まずは何も考えずにかんたん取引取込をクリック!

そして……さっそく躓く。
取引日は、いつにすれば良いのか。クレジットカードで購入したのですが、購入した日なのか……引き落とされた日なのか……。

https://support.yayoi-kk.co.jp/business/faq_Subcontents.html?page_id=618

上のサイトを参考にすると、決済日で良さそうな予感。

次は科目。こちらは「開業費」に設定。
細かく見ると<固定資産>の[繰延資産]の開業費ということです。難しい……。
あとはぽちぽちと入力してこんな感じになりました。

登録を押して完了!本当にかんたん!

と思ったら……。

警告が!

どうやら開業費とは前述の、[繰延(くりのべ)資産]であり<固定資産>ということみたいです。つまり「はい」を押します。

さらに警告が出てきて、いよいよ訳が分からなくなってきました。ちゃっかり先ほど入力した内容が、下に登録されてましたので、”かんたん登録”自体はひとまず完了したようです。あとから[固定資産の登録]メニューから固定資産の細かい設定を登録できるようなので今回は「いいえ」押して内容を確認したいと思います。

登録した内容が確認できました。ここから編集などできるようです。

[固定資産の登録]から細かい設定をする

では、前項の[固定資産の登録]から細かい設定をしてみたいと思います。

左の「高度なメニュー」から「固定資産の登録」をクリックします。

すると、「未確認の固定資産」と表示され、先ほど登録したものが出てきましたので、左の「固定資産」ボタンを押します。確認ウィンドウがでてくるので「はい」を押すと、6ページからなる固定資産の新規登録画面に切り替わりました。

[固定資産]か[繰延資産]か選べとのこと。10万円以下で開業までの費用ということで、[繰延資産]を選択!

繰延資産とは
その支出の効果が1年以上に及ぶものをいい、資産の取得に要した金額や前払費用などは除かれます。
なお、主なものとしては、開業費、開発費、共同的施設の負担金や建物を賃借するための権利金などが該当します。

基本情報の入力が出てきました。科目は自動で「開業費」になっているのであとは必要な情報を入力すればOKですね。

って、取得日ってなんだ!補足のページを見てもよくわからない!
いろいろ調べてみると、どうやら開業日を入れれば良さそうでしたので、とりあえずボクは開業日を登録しました。
【参考ページ】
https://support.yayoi-kk.co.jp/faq_Subcontents.html?page_id=23959
https://support.yayoi-kk.co.jp/faq_Subcontents.html?page_id=23639

この取得日のところは素人には非常にわかりづらいですね。。。取得日じゃなくて開業日にしてくれればいいのに……。

[2]基本情報を入力し終えたら、次へボタンを押し、また確認ボタンが出てくるので「はい」を押します。

[3]償却方法を選択するページになりましたが、選択項目が一つしかないのでそのまま「次へ」を押しました。
つづいて[4]償却情報を入力します。入力する箇所は「償却期間」と「普通償却費」です。「事業割合」は例えばプライベートでの使用も含まれる場合どれくらい事業で使用するのかの割合を入力します。今回の場合はプライベートでは使用しないので100%のままにしておきます。

ちなみに「償却期間」は5年。「普通償却費」は任意償却する場合は0と入力する。※償却期間に数字を入れるとその数で取得金額を割った数値が自動で「普通償却費」に入れられるので、改めて0を入れないといけない……。

任意償却:任意の金額を償却します。

https://support.yayoi-kk.co.jp/subcontents.html?page_id=17689&grade_id=Std

開業費などの繰延資産は、任意償却が認められています。
今年度は償却を行わない等で償却費を変更するには[固定資産の一覧]で編集を行います。

https://support.yayoi-kk.co.jp/faq_Subcontents.html?page_id=25100

なぜ「償却期間」は5年と入力したのか……。会計上では5年の均等償却と決まっているが、税法上では任意償却となっているとかなんとか……。なぜこんなふわっとしてるのか素人のボクにはさっぱり理解できませんが、まずは参考通り5年と入力しておくことにします……。

「開業費」は繰延資産という資産科目で計上しますので、その後、毎年少しずつ経費として償却していくこととなります。この償却期間は、会計上では5年で均等償却することとなります。ただし、税法上は任意償却となっています。そのため、開業費のうち各年で経費とする金額については自由に決定することもできます。

https://tax.media.excelike.co.jp/c0091/

[5]最終確認をして登録を押せば、登録完了?

これで本当に良いのだろうか……。答えは来年の確定申告時に出る!

やらかし

ビックカメラにて、配達用のクロスバイクと諸々のアクセサリを購入したのですが、納品にはメーカー取り寄せ→整備と相当の時間(注文から1か月以上かかる場合もあるらしい)がかかり、費用の発生が開業日を超えてしまうという可能性がでてきました。

「思い立ったが吉日」と開業日を早めに設定し、開業届を提出してしまい後悔。開業日後に費用が発生してしまうと開業費にできないものだと思いました。悔しいので、開業日を変更しようとも思いましたが、いろいろと調べていると、開業日後でも開業準備にかかった費用であれば開業費として計上できるということらしいので、開業日はそのままで「取得日を10/1(開業日)」で計上することにしました。

開業費はいつからいつまでにかかった費用なのでしょうか?どこから開業日までの費用を開業費としてよいのかどうかについて明確な決まりはありません。そのため開業日後に請求が来た場合でも、開業準備にかかった費用であれば開業費として計上することができます。

https://meetsmore.com/services/incorporation-tax-accountant/media/48611

これで本当に問題ないのかは素人のボクにはわからないので、来年度以降お上から指摘があるかもしれません。その時はご報告いたします。今後開業する方がいたら参考にしていただけたら幸いです。

ベストは、開業準備がしっかり整ってから、開業届を出すことですね!

メモ

流動資産
ボクのレベルであれば、とりあえず現金とか口座にある預金というイメージでよいのかしら。よくお店とかで棚卸(たなおろし)するのはこの辺の資産をしっかりと確認するためにやるのですね、、、。

流動資産とは、短期間(1年以内)に現金化できる可能性のある資産のことで、通常の営業サイクルによって生じる資産や1年以内に現金ができる資産が含まれます。

https://advisors-freee.jp/article/category/cat-big-03/cat-small-06/8715/

負債
よく聞く言葉で、悪いイメージがありますが、クレジットカードは厳密には借金ですから、取引的には引き落としされるまでは”負債”として扱うのですね。

負債は、借入金などに代表されるように他人から集めてきたお金で、「他人資本」といいます。負債も資産と同じように流動負債と固定負債に区分されます。 返済期限が1年以内の負債が流動負債、返済期限が1年を超える負債を固定負債と分けられます。

https://advisors-freee.jp/article/category/cat-big-03/cat-small-09/7601/